フィンランド ヘルシンキ在住エッセイスト/ライター/コーディネーター
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夏至祭ブランチ in Puumala(プーマラ)〜フィンランド2000キロを車で走る、夏の旅 Part1〜

2020年06月25日

前回のブログでも書きましたが、先週は夏休み前半でした。

8日間フィンランド国内を車で2000キロ走ってきました。

フィンランド政府が国内移動を規制緩和したことにより、この旅が実現しました。

毎夏南ヨーロッパへ本格的な日光と美味しい食事を求めて、旅してきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、国内に留まり、フィンランドの真髄に触れる旅ができとても良かったです。

改めてフィンランドの魅力を体感できました。そんな素晴らしかった夏のロードトリップ冒険記を綴っていきたいと思います。

今回は、フィンランドの田舎でお気に入りの小さな湖の町、プーマラ(Puumala)。ここはフィンランド人の夏に訪れる別荘地で、フィンランド最大級のサイマー湖のエリアにあります。

見渡す限り、湖と森。

夫が、ユハンヌス(夏至祭)のブランチを予約してくれたので、行ってきました。

目の前にサイマー湖が見渡せる素晴らしいロケーションのレストラン。テラス席で食事をはじめましたが、13時、この日の気温は27度!テラス席は直射日光で暑い…。

この素晴らしい景色を眺めながらの食事

メニューはユハンヌススペシャル。

席につくと最初に、Kuusi(もみの木)のエキスジュース。口の中に爽快な木の香りがふわ〜っと広がります。

料理は全て、この地域でとれた旬の食材を使ったローカル料理。

スターターは、フィンランドの夏のプレート!

サーモンのタルタル、スモークサーモン、スモークムイック。

サーモンはとろける美味しさ。ムイックは口の中でスモーキーな香りが広がり新鮮で美味しかったです。

ビーツ、かぶ、人参、春キャベツのグリル。シンプルに野菜の旨味が詰まった一皿

レタスのオリーブオイルとビネガーのさっぱり和え

自家製のパンとバター どちらもとても美味しかったです。

二人分盛り合わせで出されるので、自分の分をプレートにとっていただきます。

フィンランドの夏のきゅうり酢和えと、ルバーブの手作りソース。

ここで、暑さがピークに達し、レストランの屋内へテーブルを移動することに…

メインは、小羊の首の肉煮込み。身がほろほろと骨から外れて、柔らかくて美味しかったです。

この時期、毎年楽しみにしている、フィンランド産の新じゃがいも。濃厚で甘くてほくほく。普段は、ジャガイモを食べないのですが、新ジャガイモは大好きでこの時期よく食卓に並びます。

新ジャガイモは新鮮なディルとバターで和えたもの。お肉と絶妙にマッチ

デザートは、イチゴとクリームのロールケーキと紅茶

夏至祭の時期にそこら中に綺麗に咲く、ミッドサマーローズ!ほのかな香りが心地よい空気を運んでくれます。

サイマー湖に、2019年時点で400頭ほど生息する貴重なアザラシ(Saimaannorppa=サイマーンノルッパと呼ばれる)はこの地方に住む保護動物で、大切に守られています。この地域のアイドルたち。

そんな可愛いアザラシのオブジェやオーナメントは、町の至る所に飾られています。

とても素敵な夏至祭ブランチでした!また次回もここへ食事に訪れたいと思います。

旅はつづく…!

All Photos & Text: Yuko Räsänen

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