南西の海辺の素敵な町、Tammisaari (タンミサーリ) - Part1
カテゴリー:旅、フィンランド国内、フィンランドの町紹介
ヘルシンキから郊外へ、フィンランドの田舎には、魅力あふれる素敵な町がたくさんあります。
私のお気に入りの町を、ご紹介します。
今回は、ヘルシンキから南西へ、車で1時間強、列車で1時間15分の場所にある、海辺の小さな町、Tammisaari (タンミサーリ)です。
タンミサーリは、Raasepori(ラーセポリ)に属し、この地域に住む80%以上の人々が、スウェーデン語を母国語として暮らしています。
町の公共道路表記などは全て、スウェーデン語→フィン語の順で表記され、ヘルシンキとは逆です。
町ゆく人は皆スウェーデン語で話し、カフェでもスウェ語で話しかけられるので、お隣スウェーデンにいるような、不思議な気分になります。
パステルカラーの可愛らしい木造建築が建ち並ぶ旧市街は、タイムスリップしたような、おとぎの国の世界が味わえる特別な場所です。スウェーデン文化が色濃く、町歩きのほか、かわいいカフェが点在し、海辺のシーフードレストランなど、おいしいケーキにカフェ巡りやグルメ、食も楽しめるのがポイントです。
タンミサーリ駅舎屋。歴史を感じる時計も素敵。駅名表記は、上はスウェ語、下にフィン語。
パステルカラーの家々が立ち並び、町散策が楽しめます。
おすすめのカフェ 1 : Bageri & Cafe Carl de Mumma
どこのカフェに行ってもスウェーデンの定番ケーキ、「プリンセストルタ(プリンセスケーキ)」が一番上に並んでいます。そのほかケーキやパンの種類も一般的なフィンランドの地域のカフェやケーキとはスタイルが異なります。
スウェーデンの「プリンセストルタ」といえば、ストックホルムの老舗カフェ、Vete-Kattenのがおいしくて大好きです。
旬のブルーベリーのケーキも普通のカフェのブルーベリーケーキとは異なり、日本のショートケーキに近いスポンジケーキにウィップクリーム、その上にフレッシュブルーベリーケーキがたっぷりとのっています。
甘すぎず、さっぱりしていておいしかったですよ。そして、カルダモンが生地に練り込まれていない、普通の生地というのが良い!カルダモン入りばかりだと飽きるんです。
スウェーデンのコーヒーと共に朝からフィーカ。店内で聞こえてくるのはスウェーデン語。
マーケット広場の目の前にあり、朝から多くの人で満席です。
Bageri & Cafe Carl de Mumma
Raatihuoneentori | 10600 Tammisaari019 2414 640
次回も、タンミサーリのおすすめのカフェ、レストラン、町歩き、朝一農家マーケットなど、ご紹介します。
All Photos & Text: Yuko Räsänen
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